田舎特有の人間関係を上手く切り抜けるには?村社会をやり過ごすコツ

田舎特有の人間関係
田舎は人が温かいと言われる反面、関係が密過ぎてプライバシーがない、と言われたりしますね。
地域差は勿論ありますが、田舎特有の人間関係はいい面もある分、悪い面も勿論あります。

今回はそんな田舎特有の人間関係において大変な面と上手く切り抜けるにはどうすればいいかについて、実際に田舎に住んでいる人たちにアンケートを集めてまとめてみました。

今現在田舎での人間関係に悩んでいる人は参考にしてみてください。
目次

田舎特有の人間関係

まずは困った田舎の人間関係について見ていきましょう。
田舎特有の人間関係
  • 周りの人たちはみんな共通の知り合いであるため、噂話が発生しやすい
  • 地域コミュニティへの参加はほぼ強制
田舎の人たちは噂話が大好きです。
おしゃべりが大好きなので、何かあった時の情報の回りも早い。

そして田舎は人が少ない分、繋がりを作ろうとします。
特に地域行事などは半強制的に参加させられたりされて、嫌でも関係性を作らなければいけません。

ここでの振る舞い次第では村八分にされかねないので、大変なところです。

それでは見ていきましょう。

嫌というほど人間関係が密、プライバシーの配慮は無し

周りはほとんどが遠い親戚同士だったり、先祖代々からの友だちだったりするので、とにかく嫌と言うほど人間関係が密です。なので皆身内みたいなところがあり、良い意味でも悪い意味でも情報や噂が流れるのが早いです。

「誰が誰と付き合っている」ということから「留年してしまった」などということまで、瞬く間に町内に広がります。ときに根も歯もない話が広まることもあり、そういったときはもうどうしようもありません。

そのことを誰かに抗議したり、相談したりしても「仕方ない。我慢しろ」で終わってしまい、誰も取り合ってくれないという現実もあります。プライバシーはないも同然ですし、田舎にいる以上、トラブルや噂話に巻き込まれることは避けようがありません。

仲間意識がとても強く、田舎独特の身内ルールで評価される

とにかく人の話をききたがり、たくさん質問してきて大変です。かなり個人的なことをマシンガンのように質問してくる人がとても多く、しかも自分たちのことはなかなか話しません。

きかれたことに仕方なく話したら最後、田舎の人々はすぐにまわりに話し始めます。狭い中で濃い関係を築いてきた人たちだからこそ距離の詰め方も独特で、少し話すとさも親しげに話してきますし、より関わりを持とうとしてきます。

家に上がり込もうとする人もいるし庭に居座る人もいて、プライバシーなどまったくありませんし、それを拒否すると冷たいとこちらが悪者にされてしまいます。

また、仲間意識がとても強いので、少し外れた行動をとると非難されますし、正しいか正しくないかで評価されるのではなく、その田舎独特の身内のルールで評価されるのでとても大変です。

地域コミュニティへの参加が必須、陰湿な人には気を付けて

個人情報が筒抜けで、そこに住むだけでコミュニティへの参加が必須になってしまうことが大変です。自治体としてのコミュニティであれば、様々な活動を行なっていたり、行事への参加を求められたりしますし、参加の強制をされたりすることもあります。

積極的に活動しなかったら、あの人はダメだ、普通はこんなふうにするしみんなそうしてきたのにと後ろ指をさされることになったり、日常生活を監視されていると言っても過言ではありません。

仕事からプライベートまで田舎のコミュニティは干渉してきます。人から人はと話がどんどん繋がっていくためコミュニティ内でどのように振る舞うかがそこで生きていくのに重要となってくるのがとても息苦しく、大変な部分になっています。

コミュニティに参加しないと徐々に輪から外される

月に一度ほど公民館でゲーム大会やカラオケ会、食事会などのイベントがありました。とはいっても、仲の良い住人同士がひたすら誰かの噂話や悪口を言って終わります。

特に係になっている訳でなくても、「町内の若者や新人者は手伝って当然」ということで、勝手に係にさせられることもあります。参加しなければ「責められる」ということはありませんが、徐々に輪から外され、除け者にされてしまい住みにくくなってしまいます。

回覧板も回って来なくなったという話もありました。そしてやはり派閥は付き物です。ボスのような人に嫌われてしまうと、町内コミュニティ全体から攻撃を受けるという理不尽な仕打ちもあります。「人間関係が近すぎる・そして怖い」ということはついて回ります。

田舎特有の人間関係を上手くやっていくには

付き合いが面倒くさいなら関わらなければいいじゃないか、と思うかもしれませんが、そうもいかないのが田舎の大変なところ。田舎特有の人間関係を上手く乗り切っていくためのアドバイスを集めてみました。
ざっくりまとめると以下のようになります。
田舎で適度な人間関係を築くには
  • 助け合いの精神で、困っている人がいたらきちんと助ける
  • 適度な距離感をもって、相手に自分の存在を大きくさせないようにする
田舎は義理人情の世界、良くしておけば困った時に助けてくれます。
ただ、相手は良かれと思って尽くし過ぎてしまう可能性もあります。

仲が良い訳ではないけど、困ったとき助けてくれる親切な人、くらいの認識でいてもらえる人間関係を築けることが上手い人付き合いのコツかなと思います。

多少の恩は売って、困ったときに助けてもらえる人間関係を築いておく

監視されている中ではしんどいことですが、ご近所ときちんと付き合わなければやっていけないのもまた事実です。故障や事故で車がないときに親族が倒れたりしたら、どうしても近場の人に頼らざるを得ません。

わたしはそうした時に助けてくれそうな人をみつけては、特別にちょっとしたお土産を渡したり用事を手伝ったりして、多少の恩を売っています。

中にはいい人の顔をして際限なくねだったりたかったりした挙句「お互い様でしょ!」とのたまう人もいるので(しかもまあまあの確率で)、一番大切なのは見極めです。
学校で頼れる先生を見つけたり、会社でどの上司について行くか決めたりするのと感覚は似ています。

田舎のコミュニティも学校や会社と同じ、ごく小さなものだからでしょう。

田舎の人間関係の距離感にどれだけ馴染めるかが大切

田舎の人間関係の距離感にどれだけ馴染めるかが大切だと思います。
距離が近くても気にならない人はそれでいいと思いますが、挨拶程度にしたい、あまり深い付き合いはしたくない…という場合でも、無愛想にするのはよくありません。噂話が広がるのも早いからです。

その集落だけで通じている情報網のようなものがあるのも事実なので、そこから完全に外れてしまうと、まったく情報が入ってきません。役員などが回ってきた時に、誰も協力してくれない、何もわからない…なんてことにもなりかねません。

たとえ面倒でも、隣近所とは笑顔で接する、何かを貰ったらお返し程度のものは持っていく。「お互い様」の気持ちを持っていれば、うまくやれると思います。

町内会への参加は適度にしておこう

田舎のコミュニティとしては町内会が重要な位置を占めます。そして何年かに1回は理事というのが持ち回りで回ってきます。各種イベントの段取りや要望の取りまとめ等結構大変な役割なのですが、これを何度も断ってしまうと町内会の人として非協力的な人と見られてしまいます。

共働きの夫婦等はなかなか理事の仕事がしにくいのですが、ここを疎かにしてしまうと町内会での立場が悪くなってしまいます。

夏祭りや年末の防災見回り等、参加するものは意外と多くて週末が潰れてしまう事もしばしば。

しかも退職をしてのんびりと老後を過ごしている人にとっては町内会で色々取りまとめたいという仕切りたがりの人も居るのでそのような人の意見もしっかり聞き取り入れて行こうという姿勢は大事だと思います。

都会出身の人ほど謙虚に振る舞うのが大事

まずそのような地域に引っ越して来るのであればまずは近所の人との人間関係を良好にしておくことが優先です。そして町内会の人の個性を色々教えてもらいあくまでも自分達は新参者という姿勢を保つと良いと思います。

都心に住んでいる人からしたらお節介と思われる事も多々ありますが、先輩方に教えて貰っているという立場を忘れない様にしましょう。またお子さんがいる場合子供同士のコミュニティもあります。

田舎なので都心に比べれば人数は少ないのですがだからこそ良くも悪くもイメージが大事になります。

基本的に田舎のコミュニティは「お互い様」という考え方が根強いので、損得関係なしに困っている人は率先して助けてあげる。そして自分も苦しい時は遠慮なく周りに相談するという行動がその地域で上手く立ち回る秘訣だと思います。

町内のボスを見極めて、目立たないように振る舞うのが大事

近づきすぎず、避けすぎずという曖昧な立ち位置にいることがおすすめです。

町内のボスが誰なのかということをいち早く認識し、その人に対しては特に失礼がないように接することが大切です。また、自分の家の弱みやプライバシーに関することは極力口にせず、言葉を濁しながら去るなどといったテクニックが必要になります。

そして、誰かに伝えたことは町内全体に伝わるといった心構えを最初から持つことが肝心です。
自身が得意なことがある場合、それを使って町内に貢献すると「役に立つ人」という微妙な立ち位置で一目置かれるようになります。ピラミッドの真ん中くらいには立てるようになるので、とりあえず「弱い者いじめ」のターゲットになることは避けることができます。

自立した姿を見せてお節介を焼かせないようにする

最初のうちから少し人と距離を取って過ごすことと堂々としていることが大切です。

はじめのうちに恐縮しているとこの人はなんでも受け入れてくれそうだ、もっといろいろ言ってやろうという気持ちにさせたり、自分たちが教えてやらないと!という気持ちにさせ、おせっかいが止まらなくなってしまいます。

その結果勝手に家に入ってきたり、プライバシーを損害されるような行動を取られてしまうので、距離を取ることと堂々といることでそれから守ることができます。

声をかけてくる人には常に注意するという心がけが必要です。また、人からなにかきかれてもべらべら話さず上手くかわしていくのが大切です。

よくわからない人間に対しては他の人も何かと言うことができないですし、狭いコミュニティにわざわざ入らずちょっと離れたところにいることが大切です。
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