静かな暮らしが魅力な田舎。ただ、この静かさが好きではない人には苦痛を感じてしまうかもしれません。 今回は、田舎暮らしで感じるストレスについて、またそのストレスをどうやって発散しているかについてアンケートをまとめました。 田舎暮らしでストレスを感じている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
田舎暮らしで感じるストレス一覧
田舎暮らしで溜まるストレスの原因についてみていきましょう。
- 近場に物がないことによるストレス
- 人付き合いによるストレス
大別するとやはりここら辺が多いですね。 特に物の少なさに不満を感じる事があるみたいです。 ネットでなんでも買えるようになったとしても、実物を見れると見れないとでは違うとのことです。 近所付き合いも、上手くやれない人には苦痛との話。 ただ、地域によっては人が少なすぎて逆に人と関われなくて孤独になるみたいです。
近所や地域との付き合いが多くてストレスが溜まる

田舎では近所や地域の人々との付き合いが必須といってよいので、寄り合いと称する飲み会や地域の行事など、とにかく付き合いが多い点でストレスが溜まります。 自分の好きな時だけに出ればいいというわけにはいかず、出ないと陰口を言われたり冷たい態度を取られたりする原因になるので、よほど自分を強く持っている人でないと断るのが難しいと思います。 見方を変えれば人間関係が濃くて助け合い精神がある、とも言えますが、その分プライバシーや自由が犠牲になります。 私は意味もなくしょっちゅう人と会ってダラダラ長時間飲むことが好きではなかったので、かなり苦痛でした。
また田舎だと、気の向いた時にふらりとお茶を飲んだりウィンドーショッピングをしたりしに行くような場所が近場にありません。 全体に飲食・買物・娯楽の選択肢が少ないのもストレスの種でした。また夜は暗くてひとけが無く安全とは言えないので、家で過ごすしか選択肢が無いのが少々退屈でした。
気軽に遊びに行ける場所が近くになく不便なのがストレス

都会暮らしの人たちができるような生活がなかなかできないのがストレスでした。 有名なお店やおしゃれなカフェはそんなにないし、手に入れたい商品がすぐに手に入らないし、ライブや遊園地に学校終わりなどに行ける人がとにかく羨ましかったです。 他の人たちにはかからない移動費が当たり前にかかるのも苦痛でしたし、都会では販売当日に手に入るものでも数日経ってようやく田舎では仕入れられます。 その仕入れ日もものによってまちまちで、一々聞くのも億劫だったので予想をしてお店に買いに行っていましたが、たまに売り切れているととても落ち込みました。
学校もすぐ近くだったので狭い範囲で生活が終わってしまい、バス通で学校終わりにどこか寄るような学校生活をしている人たちを羨んでいました。 テレビもものによっては映らないし、都会に住んでいるような方々が皆当たり前のように手に入れているものが手に入らないという苦痛が大きかったように思います。
実店舗でウインドウショッピングできないのはストレス

田舎に住んでいると、まず近所との繋がりが凄く強いと感じます。 これはメリットもあるのですが、あまりコミュニケーションが得意ではない自分にとっては凄く窮屈に感じるときもあります。 例えば失業中、平日に出歩く機会が多くなる場合すぐにバレるし噂もまた広がるのです。 そして一番、ストレスがたまり田舎のコンプレックスを感じるのがお店の少なさでしょう。 コンビニ1軒できれば地元で大ニュースになるほど、お店が何もないのです。 ありとあらゆるジャンルのお店がないので遊ぶ事もできず、何もない景色に飽き飽きしてきます。
今でこそネット通販の普及によって家にいながらも買い物ができるようになりました。 しかし、自分の足で商品を見て回るようなウインドウショッピングにも凄く憧れを持ちます。 本当に田舎に住んでいると、刺激がないの一言に限ると感じました。 ワクワクするような事であったり、ここに居たら永遠と新しい世界を見出す事ができないのではないか、と実感しています。
ちょっとした買い物でも遠出をしなければいけないのが不便でストレス

近くにコンビニやスーパーがないので、ちょっとした買い物をしたいときでも遠くまで行かなくてはいけないことが大変です。 スーパーまで歩いて30分だったりもするので、夕方に買い出しに行くと、帰りには日が暮れています。 また、品揃えも都会のようによくなかったり、新商品の入りも遅かったりするので、待っても待っても…というようなこともあります。 そして、スーパーや万屋の単価も高めです。 田舎は物価が安いとよく言われますが、安いのは家賃などだけで、物資は基本的にどこも変わりません。
また、子ども同士は幼稚園から高校まで一緒ということが多いです。 その中でうまくいかなくなると居場所がなくなったり、お互いになんでも知っている仲である故に気まずい思いを抱くようなこともあります。 地域の人は噂好きなので、良くも悪くも情報はすぐに広まります 電車に乗って都心に行こうとしていると「どこに行くの?」と聞かれることは当たり前で、「ちょっとね」と言葉を濁していると勝手に「デート」なことになっています。 あれこれ詮索しすぎな人が多く、プライバシーというのものがありません。
気軽に話せる人がいなくて孤独に苛まれる

自然が沢山あり、マイナスイオンをたっぷりと吸収することが出来る田舎の良さは都会にはない風景ではありますが、やはり、何か買い物をしたいと思ってもコンビニが車で20分程走らなければならなかったり、いざ病院ですと言っても、なかなか大きな総合病院までの距離がありすぎたりと、田舎暮らしも長くなると生活する上での不便さが見えてくるものです。 やはり、利便性の高い土地とは違い、生活する中での不便さがストレスに変わってしまうことが多々あります。
また周りに民家があるわけでもなく長閑な暮らしも、いざというときは孤独感を感じてしまったりと、そんな時にはストレスに繋がってしまいます。 最新のグッズや雑誌が欲しいとなっても、すぐに購入することができず、結局は都会に出なければならなくなってしまいます。 田舎で暮らすことも最初から慣れていれば良いのでしょうけれど、途中からの暮らしとなると比較してしまう暮らしがあるため、ストレスに変わってしまってことも多々出てきてしまいます。
田舎暮らしのストレス発散方法
ここからはストレスの発散方法について紹介していきます。
- 田舎ならではの楽しみを見つける
- 一人でも楽しめる趣味を見つける
ここら辺ができると田舎でもストレスを最小限に抑えて楽しむことができるのかな、と感じました。 特に一人でも、周りに何もなくても楽しめる趣味を見つけるのは重要だと感じます。
田舎だからできること、たまの旅行でできることをメリハリつけて楽しむ

付き合いについては田舎暮らしを円滑にしていくために出来るだけ出るようにしました。ただし、そういう場に出るたびに、「我慢した自分へのご褒美」を何か決めて置き、出た後に必ず何か楽しいことをするようにしました。 普段はぜいたくや無駄遣いをしないようにし、欲しいものを買ったり行きたい場所に行くのは義務を果たしたとき、という風に自分を条件づけて何とかのりきりました。
また外食やショッピングの場所が少ないことについては、普段は静かで自然豊かな田舎の環境だからこそできること(読書、創作活動、ガーデニング、料理など)に専念し、ショッピングや外食を楽しむのはたまに都会に泊りがけで旅行した時などに思いっきり楽しむことにしていました。 逆に生活にメリハリがついてよかったと思います。 周囲に娯楽が少ないことについては、自宅をホームシアターのようにして映画を楽しんだり、自宅でできるヨガなどのスポーツを始めたりして発散しました。 部屋が広く、周りへの騒音を気にしなくていいので、開放的な気分になれます。
一人で静かに楽しめる遊びを身につける

私の住んでいる地域は生き物が当たり前のように家の外におり、リスは当たり前にいるし夏になると蛍も飛んでいました。コオロギを捕まえる遊びなどをしていましたし、花冠などもよく使って遊んでいました。 冬になると公園で雪滑りができるし、家の前に落ちている松ぼっくりで遊ぶのも好きでした。 他の地域では絶対にそんなにすぐには楽しめない木登りなど様々な自然と触れ合う遊びが家の外ですぐ楽しめるのは田舎の強みだと割り切り、季節ごとの遊びを思う存分楽しんでいました。
また、することがなかった分読書やゲームなど1人遊びを多く身につけてストレスを発散していましたし、友人と遊ぶのもとても好きでした。 学校に行くのも楽しかったですし、日常で沢山ストレスを発散していたように思います。 都会に比べて人との繋がりが深かったとも思うので、疲れることもある反面、楽しい時間を友人たちと過ごすことでストレスを発散し、田舎暮らしを満喫していました。
都会に出かけてストレス発散

田舎に物足りなさや不満を感じている事は、すべて都会にあります。 ですので、最低でも週に1度は東京まで遊びに行くようにしています。 特に新宿や渋谷といった刺激が多い繁華街で遊ぶ事は、田舎生活におけるストレスを吹っ飛ばしてくれる力があります。 幸いにも都心へ電車1本で行ける場所に住んでいるため、こういった事ができます。 あまりに楽しすぎると田舎へ帰るのが嫌になるため、ほどほどに遊ぶようにしています。 多くの人が集まっている都会は田舎と違って、街を歩いていても知っている人に会う確率はぐんと低くなります。 そういった場所を歩いているだけでもストレス発散になります。 特に知らない道や場所だったりネットで事前に調べて、冒険感覚で散策もしています。 このように、田舎暮らしの窮屈さや退屈さは都会の刺激で消し去る方法で過ごしています。 1ヶ月くらい都会に行くことがないと凄くストレスがたまるため、今でも最低でも週1ペースで行くように心がけています。
田舎の窮屈さを上手く避けて、ストレスが溜まらない環境を作り上げる

ある程度物心がついた中学生くらいになったら、良くも悪くも「普通の子」になり、なるべく目立たないようにしていました。 変な噂になり、あれこれ詮索されることが自分にとってストレスがかかることをに気がついたからです。 そして、高校は都心まで出ました。休日も部活やら友人と遊ぶやらで理由を作って外に出ていました。 町以外の場所でコミュニティーを作ってしまうと、そこに縛られることがないのでラクです。 また、色々なことで勝手に噂を立てられたとしても、「ここの中だけのこと」という割り切り方ができると楽になります。
あとは、本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を見たりすることで、自分がいる世界以外の場所に足を踏み込み、思いを馳せているうちに、周りの多少のいざこざから目を逸らすことができるようにしていました。 さまざまな価値観があって、その上での行動があるということを改めて考えると、嫌だ嫌だと思っていた人間関係に対しての考え方も少し変わってきたりもします。
買いだめはストレス軽減、発散どちらにも効果あり

まずは、生活に必要であるものに関しては、一気に買いそろえて、食材に関しては買いだめをして、しばらく買い物しなくても大丈夫な状態にしてみました。 そうすることで、急に買い物に出掛けなくても済みますし、わざわざ何十分も車を運転して出掛けることも回避することが出来ました。 その、買いだめも案外とストレス発散に繋がっていました。 冷蔵庫や食材のストック状態を眺めるだけでも安心感を得ることができましたから、ストレスには繋がることがありません。
また、大自然といった田舎の良さを最大限に活かした暮らしをしてみるのもストレス発散に繋がりました。 のんびりとお花を愛でてみたり、星空を楽しんでみたりと、都会では味わうことの出来ない良さを体感することがストレス発散になっていたと感じます。 のびのびと大自然を楽しみ、大自然を満喫することでストレスから回避できていたと思います。 交通機関やお店や病院などといった点に関しては不便なことが多いですが、ドライブを楽しむこともストレス発散になりました。
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