田舎暮らしと都会暮らし、どっちが幸せなのだろうか。
これは生活のめぐり合わせもありますし、人それぞれ価値観が違うので、どちらが幸せかという答えは存在しません。
ただ、敢えて言うのであれば、暮らしの悪い面が気にならない方を選ぶ、というのは重要なポイントだと個人的に思います。
田舎は自然が豊かですし、都会は遊ぶ場所が豊富です。
人それぞれ好みはあれど、どちらもきちんと享受できれば幸せを感じることができるでしょう。
反面、田舎にも都会にも悪い面は当然存在します。
そして大体生活に気が病む人は、悪い面に耐えられなくなるケースです。
どんなに良い面があろうとも、病んでしまっては生活を楽しむことはできません。
なので、まずは自分に合わない生活を強いられる方を選ばない事が大切です。
上記の考えを踏まえた上で、田舎暮らしが向いている人、都会暮らしが向いている人は下記の通りです。
田舎暮らしが向いている人
- 人との関わり、お節介が苦じゃない人
- 楽しみを自分で作り出せる人
都会暮らしが向いている人
- お金を稼ぐために努力するのが苦じゃない人
- 人混みが苦手じゃない人
とは言っても、すぐには腑に落ちませんし、良い面悪い面を詳しく調べた上で、自分がどちらの生活が向いているか、どっちが幸せになれそうか判断したいですよね。 今回は実際に暮らしている人たちの声を集めてみました。 色々な意見が集まりました。 どちらに住もうか悩んでいる人、自分はどっちの暮らしの方が幸せになれそうかのヒントになれば幸いです。
目次
田舎暮らしは幸せなのか?現地の声を紹介
多かったトピックは以下の通りです。
田舎暮らしのエピソードで多かったトピック
- 人付き合いに関すること
- 物の少なさに関すること
特に人付き合いが得意かどうかは、田舎暮らしをする上で重要な要素だな、と感じました。
田舎は良くも悪くも人付き合いがとても多いです。
人付き合いが好きな人は、アットホームに感じられますし、苦手な人は過剰な干渉だ、と感じてしまうでしょう。
もちろん関わる人の人間性にもよりますが、人との付き合いが苦手な人に田舎暮らしは向かないのかな、と感じました。
けれども、人の温かさを感じられるのも大きな魅力です。
都会では隣に住んでいる人の顔すら見たことない、なんてこともざらですからね。
自然が好き、人が好き、という人は田舎暮らしで幸せを感じられるでしょう。
それでは皆さんの暮らしを覗いてみましょう。
田舎暮らしの良いところは人の温かさ
東京都心部から地方の田舎に移り住んで良かったのは、人の温かさを感じたことです。
東京都は人との付き合いがかなり軽薄なものになっていましたので、同じアパート暮らしをしていても他の住人のことをあまり知りません。
一体どんな人が住んでいるのか、他の住人と関わることがほとんどないため人の関係はかなり軽薄をしていました。
しかし田舎暮らしをしてからは、人がとにかく温かいです。アパート暮らしをしていますが、他のアパートの住人がかなり良くしてくれます。東京都内に住んでいた時とは比べものにならないくらい人の温かさがあります。それと田舎は治安が良いので、安心して住むことができます。
交通の便はやっぱりよくない
一方田舎暮らしをして悪かったところは、交通の便が悪いところです。東京都都心部では交通機関が発達していたため車を持ちませんでしたので、車の維持費はかかりませんでした。 ですが、田舎は交通機関が発達していませんので車を持つことになりました。そのため車の維持費がかかってしまったことが悪かったです。それと電車の本数も少ないので、1本電車に乗り遅れてしまうと30分ほど待たないといけないのが不満です。 東京都心部にいた頃は電車に乗り遅れてもすぐに電車が来るのでほとんど待たなくて済みましたが、田舎だと1本電車に乗り遅れることはかなり致命的な痛手を負います。また娯楽施設が田舎は少ないので、趣味がないと週末行くところが少ないので時間を持て余すことがあるので、この点もデメリットです。
助け合いが当たり前に行われるのが田舎の良さ

近くの人との関係が近く、例えばゴミ捨ての日が変更になったときや、新しくできたお店の情報、安売りの情報などがすぐ手に入ります。 タオルなどうちでは使わないから、とか飲み物や食べ物などもあまり好きでないものをいただいたの、とおすそ分けをいただけることが結構あります。 また、体調が悪かった時に薬局でかわりに薬を受け取ってきてもらったり、親が近くで一緒にすんでいないので普段なら親に頼むようなこともお願いしたりして、お互い協力して暮らしており、心強さを感じます。 高齢者が多いので昼間家にいたりすることが多いらしく、不審者などの情報が出回るのが早く、子供が帰ってくるときに誰かしら人の目があるので安心して生活ができます。
田舎暮らしの良さは治安の良さ
田舎暮らしの良いところはなんといっても治安が良いと感じるところです。人がそもそも少ないので街中を歩いていても変な人に出会うこともほぼないです。なので、安心して暮らせるというのが田舎の良さでもあります。
また、夜になると、街の明かりも消え、夜空の星も綺麗に見えます。少し山に行くと蛍を見ることができ、私の心の拠り所となっています。
安全な暮らし、心を落ち着かせてくれる自然がある田舎暮らしに私は幸せを感じています。

人付き合いが苦手な人には田舎暮らしは窮屈かも
私が住んでいる場所は、典型的な「田舎」と呼べる地区です。一番近いコンビニまでは車で30分、スーパーまでも車で15分。若者が遊べるようなレジャー施設なんて、どこにもありません。 それでも、私はこの土地で生まれて、この土地で育ちました。そして、夫も同じ地域で育ったので、結婚した今も同じ地域に住んでいます。もちろん、田舎には田舎の良いところもあるのですが、私にとっては「窮屈だな…」と感じることが多いです。 やはり、一番は人付き合いの距離が近すぎることです。都会に住んでいる方からすれば信じられないことかもしれませんが、近所の人に、何故か1日のスケジュールを把握されていることすらあるのです。もちろん、誰にも教えていません。 「昨日は旦那さんの帰り、遅かったのね!」と、挨拶代わりに言われるので、正直、うんざりすることもあります。他人の家と自分の家の境目がとても曖昧な、特殊な距離感なのです。
人付き合いは慣れではなく向き不向きがある
子どもの頃からこの地域で育ったにも関わらず、結婚した今でも、相変わらずこの距離感には全く馴染めません。ご近所さんとは挨拶程度の付き合いでいたいのが本音です。草むしりなども、わざと人がいない時間帯を狙って外に出ていきます。
こんなに馴染めないタイプの私がいるかと思うと、都会から移住してきた若いご夫婦はあっという間に周囲に馴染んでいたりするので、人付き合いにも向き不向きがあるのでしょうね。
周りに何もないから、自分でなんでもできるようになることが重要
東北のとある田舎町で暮らしています。田舎暮らしの不満点としては、周りに娯楽施設や店がないことです。 商店街は、大きめのスーパーマーケットに客を取られ、店主の高齢化もあり、ほとんどシャッター街で閑古鳥が鳴いています。店がないので、車がないと生活できません。 また、電車の本数は少なめで、ラッシュ時以外は一時間に一本です。バスも同様です。 なので、公共交通機関はあてに出来ず、自分の足を作らなければいけないのが大変です。

人と交流するのが好きな人は向いていると思う
ただ、人との交流が多いのは、田舎暮らしの良いところでもあります。 近隣住民は、朗らかでよく話しかけてくる人が多いと思います。全く知らない人同士でも、会釈や挨拶をします。特に子どもを連れていると、お年寄りが話しかけてくる確率が高く、自然と交流が生まれます。コミュニケーションが苦手な方はツラいかもしれませんが、人との交流が生まれにくい現代においては、いいことだと私は感じます。
都会暮らしは幸せなのか?現地の声を紹介
都会暮らしはざっくりこんな感じです
都会暮らしに多かった声
- 物に不自由しない
- けれどもお金に不自由する
ほぼすべての人が同じトピックを挙げていました。 選択肢が多い反面、お金がないと楽しい生活ができないのが都会です。 お金があれば何でもできますが、お金がないとなにもできない。 お金に振り回されて、都会暮らしに嫌気がさす人もいるくらいです。 楽しい生活を手に入れるために、仕事を頑張れる人が都会生活に向いているのかもしれません。 皆さんの声を聞いてみましょう。
都会は活気があって行動がしやすい
とにかくなんでも欲しいと思ったものは不自由なく手に入ること、若者が多いのでそれなりに娯楽施設などもあり、活気があることです。駅や空港などへのアクセスが良い場合も多いので、行きたいところにすぐに行けるということも大きなメリットです。
仲の良い人同士で出かけたり、集ったりすることはありますが、近所付き合いなどは薄く、人の目を気にしすぎなくても良いという面も嬉しいです。良くも悪くも、隣近所の人のことを知らないので、誰と付き合った、誰と別れたなど、プライベートなことに突っ込んで聞いてくる人がいないので、物怖じせずに人間関係を築くことができます。

何でもできるからすぐにお金が無くなる
なんでも手に入れることができるので、無駄遣いが多くなりがちなことです。映画館やカラオケなど娯楽施設などに入り浸っているとあっという間にお金がなくなり、貯金をすることが大変です。 また、物価が高いので、ケーキ一つ買うのにも清水寺から飛び降りる覚悟で…という場合もあります。田舎から来たものにとっては、都会は物珍しいですが、ずっと住んでいると慣れてしまい飽きてくるという点もあります。常に騒音や排気ガスなどがまとわりついているので、澄んだ空気が恋しくなることもあります。人が多いので田舎の友人ほど密な関係にならないというデメリットもあります。
不要な干渉がないため、伸び伸び生活できる
都会は人から物からなんでも揃っています。人については、人が集まってこそ、面白みがあると思っているので、住んでいて楽しい。物については、大型商業施設があったり、コンビニは24時間営業が当たり前です。 娯楽に困ることもない。また多数の企業が拠点を構えているので、求人も探しやすいです。都会は人と人との繋がりがないと言いますが、近所付き合いをなるべくしたくない人からすると、近所の人が干渉してくることが少ないこともメリットであると思います。

家賃の高さと交通の苦痛が気がかり
都会暮らしのデメリットとしては、とにかく家賃が高いことです。現在、品川区の1Kに住んでいますが、家賃は毎月10万円ほどかかっています。また通勤ラッシュが苦痛で、上り電車を中心にいつも混雑しています。移動手段が電車しか手段がない場合が多いので、混雑時の苦痛に加え、列車が遅延や運休などした場合に、職場まで辿り着けなくなってしまうので大変です。物質的に豊かで何でも揃っている分、人の多さが気になります。 人混みが苦でなければそこまで気にすべき点ではないかもしれませんが、人の多さになれない人はかなりストレスを感じると思います。
都会は刺激に溢れて自分を向上させてくれる
都会暮らしの良いところは、お店が沢山あるので買い物に不自由しないし、イベントも沢山あるので楽しめることが沢山あります。また、新しい施設も沢山できますし、おしゃれなお店もあり歩いてウィンドーショッピングするだけでも楽しくて休日は、家にいるのがもったいないなと思ってしまうほど、外に出たくなります。 流行りのカフェへ行ってランチをしたり、話題のスポットへ行って新しい体験もできるのも良いです。また、男女問わずおしゃれな人が多いというのも、とても良いです。それを見て自分自身も向上心が、わいてくるところが良いです。

変な人が多いから気を付けなければいけない
都会暮らしの悪いところは、とにかくお金がかかります。遊ぶ場所も沢山あるので、あっちこっちに行きたくなってしまうけれど、どこに行くにしてもお金がかかるので出費が増えます。また、人口が多いので朝のラッシュ時などに電車に乗ると、限界以上に人が乗ってきます。 もう、どう見ても人が乗れるスペースなんてないのに、それでも乗ってきます。また、人が多いということは、それだけ変な人もいます。電車での酔っ払いは、椅子に座るのをやめ床に寝転び、他の乗客がいることなんて関係なく大の字で寝る人もいます。それからプライドが高い人が多いので話しにくいです。
どっちが幸せか、実際に生活して確かめてみるのもあり
ここまで田舎暮らしと都会暮らしについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。 どちらも良い点悪い点がありますので、自分はどっちが性に合っているか、見極める事が重要です。 色々紹介してきましたが、田舎暮らしと都会暮らし、どっちを選ぶのが自分にとっての幸せか、実際に住み、自分の目で確認してみるのもありです。 百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。 田舎暮らしの移住体験ツアーなるものもあったりするので、試しに参加してみるのもありです。 案外暮らしを気に入って、そのまま定住してしまうかも?
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