田舎暮らし=給料が安い。
田舎暮らしをしたい人にとって、大きなハードルとなるのが給料問題ですね。
念願の田舎暮らしを始めてみたものの、収入が減って生計が成り立たない…。
これでは困ってしまいますよね。
では、実際のところ、田舎暮らしで生計を成り立たせることは可能なんでしょうか?
田舎暮らしをしている人が、どのように生計を成り立たせているのかご紹介していきます。
田舎暮らしの生計が成り立つ働き方

生計を成り立たせるためには、何よりも安定した収入を得ることが大切ですね。
それは田舎暮らしであろうが、都会暮らしであろうが変わりはありません。
では、なぜ田舎暮らしだと生計が成り立つのかどうか不安になってしまうのでしょうか?
それは、田舎の給料水準が、都会と比較して低いという部分が大きな要因ですね。
しかし、田舎暮らしでも、安定した生計を成り立たせることは可能なんです。
まずは、田舎暮らしでの働き方について見ていきましょう。
- 現在の仕事からテレワークへ移行
- 自分で起業する
- 地元の会社へ就職
- 田舎だから出来る農業や漁業、酪農などの第一次産業
それぞれの働き方の中で、生計が成り立つのかどうかお話していきますね。
現在の仕事からテレワークへ移行

コロナ禍の影響で、テレワークを積極的に導入する企業が増えてきました。
現在、テレワークが可能な仕事環境であるならば、田舎暮らしを始めても、今までと変わらない収入を得ることができます。
私には、コロナ禍の中で東京から移住してきた友人がいます。
彼女は東京の企業に籍を置きながら、田舎でリモートワークをし、月に1度だけ東京の本社に出勤するワークスタイルを続けています。
移住に伴い転職する必要もなく、田舎に居ながらにして都会と同じ給料ですから、生計は安定ですよね。
自分で起業する

田舎への移住をきっかけに、今まで培ってきたスキルを活かして、田舎で起業しようと考えている方。
移住先での起業は、ある意味「賭け」ともいえるでしょう。
起業するにはそれなりの準備をしていないと、収入どころか職を失ってしまう可能性もあります。
事業が地域に定着し、波に乗ってくれば収入も安定し、生計は成り立つでしょう。
しかし、それまでは不安な日々を送ることになるかもしれません。
田舎での起業を考えているのであれば、事業が安定するまでの生活費を補えるだけの貯蓄をしておく必要はありますね。
国の支援でもある、「企業支援金」を利用するのも一つの方法です。
支援対象には条件がありますので、支援が受けられるかどうか詳細を確認してくださいね。
その他、自治体独自の支援制度を設けている地域もありますので、生計を成り立たせるためにも、そういった支援を活用して支出面を抑えていきましょう。
地元の会社へ就職

移住先で、新たな会社へ再就職するというケースも少なくありませんね。
都会と比較して、職種の選択肢は少ないかもしれませんが、生計を成り立たせるためにも安定した職に就くことは大切です。
地元の会社で働くことのメリットは、地域の人々との繋がりが生まれることです。

地域の人との繋がりと生計は関係あるの?
田舎の会社に就職したら、職種によっては今までの収入を維持できなくなる可能性はあります。
収入が減っても、支出を抑えれば生活レベルは維持できますよね。
その支出部分を抑える手助けをしてくれるのが、地域の人なんです。
スーパーはどこが安いのかや、特売日の予定、野菜が安く買える直売所の情報など、お得な情報は地域の人に聞くのが一番。
地域の人との親交を深めることで、生活を豊かにするコツを得ることが出来るんですよ。
田舎だから出来る農業や漁業、酪農などの第一次産業

田舎暮らしを望む人は、農業や漁業、酪農など、田舎でしかできない仕事にチャレンジしたいと思う方もいることでしょう。
とは言え、いきなり独学で始めることはなかなか難しいですね。
また、自分で第一次産業を初めて、生計が成り立つだけの収入を得られるようになるのは大変です。
まずはプロの素で、働かせてもらい給料を得ながらスキルを学んでいく方法が良いでしょう。
農業や酪農を仕事としたいのであれば、国や自治体で行っている「就農(畜産)支援」制度を利用するのもひとつの方法です。
専門的な知識を学ぶことができるうえに、就農に必要な資金を少ない金利で借りられる「就農資金」、農業をはじめてから経営が安定するまでサポートしてくれる「経営開始資金」など、自治体ごとに様々なサポート体制を整えています。
漁業に関しても、同じような支援があります。
そういった支援を積極的に利用していけば、将来的に第一次産業で生計を立てることも可能です。
ある程度安定した収入を得られるようになるまでは大変かもしれませんが、農業や漁業に就いていると「食」には困らないという点は大きなメリットですね。
田舎暮らしで安定した生計を成り立たせるコツ

安定した生計を立てるためには、収入と支出のバランスを考えることが基本になってきますね。
できる限り多くの収入と、できる限り抑えた支出、その結果安定した生計が成り立つわけです。
田舎暮らしでの収入増と支出減のコツをご紹介していきます。
田舎暮らしで収入増にするコツ
安定した収入を得るためには、安定した職に就くことが第一になってきますね。

田舎に住むなら、農業や漁業、林業や酪農など、田舎でしかできない仕事がしたい!
確かに田舎でしかできない仕事をしてみたいですよね。
しかし、正直なところ、農業や漁業、酪農などの第一次産業は、職に就いたからと言ってすぐに安定した収入を得ることは難しい部分もあります。
でも、田舎だからこそ魅力を感じる仕事でもあります。
農業や漁業、酪農で生計が成り立つ安定した収入が得られない場合は、副業を考えましょう。
最近田舎での副業には、「複業」と言われるようになるほど、メジャーな働き方になりつつあります。
私自身もそうですし、周りの友人の中にも副業しながら、田舎暮らしを満喫しているんですよ。
ネット環境さえあれば、都会と変わらない条件で仕事を受けることも可能ですので、そういった副業で収入面を補うことができます。
メインの仕事だけでは、思うように収入が得られない場合はもちろんのこと、時間的余裕があるようでしたら、副業で収入アップを目指してみましょう。
田舎暮らしで支出減にするコツ
都会と比較して、田舎は生活費がかからないと思われがちですが、そうとも限りません。
土地代や家賃が安いというメリットはありますが、移動に必要な車のガソリン代や、公共交通機関の運賃は都会よりも高めなところが多いですね。
家賃や交通費はなかなか削減できない部分ですので、そこは固定支出として考えましょう。
食費に関しては、田舎の方が削減できる可能性が高いです。
野菜などは農家さんからの直接購入や、直売所を利用すると、スーパーよりもかなり安く購入できます。
また、農業とまでいかなくとも、家庭菜園で家族が食べる分程度の野菜を作れば食費は削減できますね。
田舎には商業施設が少ない分、娯楽に費やす出費も都会と比較したら低くなります。
お子さんがいる家庭では、教育費や将来のための貯蓄も考えていく必要があります。
まずは、最低限必要な生活費がどれくらいなのか、毎月どれくらい貯蓄に回せるかを計算し、収入とのバランスを考えてみましょう。
生活の中で自分の時間も大切にしよう

どんなに収入が高かったとしても、毎日働くだけの日々は幸せでしょうか?
もちろん、お金が多いに越したことはないと思いますが、せっかく田舎暮らしをするのであれば、田舎の良さを十分に満喫できる生活がしたいと思いませんか?
お金を稼ぐためだけに、毎日あくせく働くのであれば、田舎暮らしをする必要はありませんよね。
生計を成り立たせるために働くことも大切ですが、自分自身の時間も大切にしましょう。
仕事の合間な、自然の中でゆっくり過ごすなど些細なことでも構いません。
休日に、山や海でのんびり過ごしたり、サイクリングやドライブなんかもいいですね。
余暇を楽しんでこそ、満足度の高い生活を送ることが出来るんです。
多少、きつきつの生活でも、毎日を楽しんで過ごせることが田舎暮らしの良さでもあります。
生計を成り立たせつつも、自分自身が楽しむことも忘れないでくださいね。
まとめ:満足度の高い田舎暮らしが生計を支える!

田舎暮らしを望む方の多くは、「自然の中で穏やかに過ごす」という気持ちが強いのではないでしょうか?
その中で、収入と支出のバランスを考えて生計を成り立たせる。
簡単なことではないかもしれませんが、収入ばかりにこだわってしまっては、田舎暮らしの醍醐味を感じることはできないでしょう。
まずは、満足度が高い生活が送れているかどうかです。
あなた自身が楽しめる時間を持てる事、それが仕事への活力にも繋がります。
収入と支出のバランスを考えて、満足度の高い田舎暮らしを楽しみましょう。
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