収入の柱を増やしたい、会社に縛られない生き方をしたい、あるいは主婦が子育てしながら仕事がしたいなど在宅ワークに興味を持つ方が増えています。
しかし実際にできるのか不安な方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では在宅ワークに向いている人の特徴や向いていない人をご紹介します。
この記事を読めば自分が在宅ワークに向いているのかがわかります。
またこれから在宅ワークを始めるうえでのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
在宅ワークに向いている人の特徴

在宅ワークにはどんな人が向いているのでしょうか。
こちらに特徴を挙げてみました。
自己管理できる人
在宅ワークは自己管理することがとても重要です。
仕事の進捗や毎日の段取りについて、誰も指示してくれないからです。
会社であれば作業の遅れや誤りは上司や先輩が指摘してくれるでしょう。
在宅ワークは時給制もありますがほとんどは出来高制なので、期日までにきちんと納品すれば問題ありません。
どのように作業を進めるかは自分次第であり、それがメリットでもありデメリットにもなります。
自己管理するのはこのようなものです。
- 納品までの作業スケジュール
- 毎日の作業時間割
- 健康管理
- 情報管理
きちんと納期に間に合わせるには、スケジュールを立て、毎日のタスクをこなさなければなりません。
そのためには仕事に集中できる環境(作業スペース)を確保し、優先順位を決めて行動することが大切です。
他にゲームやSNSなどの誘惑に負けない意志力や孤独に負けないメンタル、日々の健康管理ができないと仕事が続けられません。
コミュニケーションが円滑に取れる人
コミュニケーションが取れることは在宅ワークでも必要なことです。
会社勤務のように職場で顔を合わすことがないので、意識的に連絡を取らないと様々な問題があります。
例えば作業の不明点はあらかじめ確認しておかないと、発注者との意向のズレで結局納品できなかったり、大幅なやり直しが必要になる場合もあります。
また発注者が一番嫌うことは、仕事を頼んだあとそのまま音信不通になってしまうことです。
なので発注者からのメッセージには、対応は後になったとしても「連絡は受け取りました」と、ひとこと伝えるだけでも与える安心感が違います。
このように常に顔を合わせないからこそ、マメなコミュニケーションが必要です。
メールやチャットワークなどのコミュニケーションツールも使えるようにしておきましょう。
自発的に行動できる人
自発的に行動できることも大切です。
わからないことは自分で調べ、それでもわからなければ質問をし、何をやるべきかを常に考え、行動しなければなりません。
わからないことを、そのままにしておくと仕事も進まずミスも起きます。
いわゆる指示待ち人間は在宅ワークは厳しいです。
また自発的に行動できる人は積極的に自分を売り込むことで多くの仕事を受けられます。
仕事の取り組みに対しても、常に改善や効率化を求め自己の成長に喜びを感じられるような人、単調な作業の中にやりがいを見つけられる人も向いています。
例えば作業の手順を試行錯誤して、昨日より少しでも多くの作業ができた自分の進歩に喜びを感じられるなどです。
このように受け身ではなく、自分から仕事に取り組む姿勢が在宅ワークをするには重要です。
こんな人は在宅ワークに向いていない

在宅ワークに向いていないのはこんな人です。
面倒くさがり・注意力散漫な人
何事にもおっくうな人、注意力が散漫な人は在宅ワークに向いていません。
なかなか作業に取り掛かれなかったり、他のことを始めてしまうために仕事が終わらないからです。
例えば作業の途中で息抜きに、ほんの10分のつもりで始めたゲームやSNSを、気付いたら数時間やっていたなどです。
他に面倒くさがりの人は
- 先送りする
- 作業が適当、雑
- 連絡しても返信がない、遅い
このような傾向があり、どれも在宅ワークにとっては致命的です。
先送りは納期に間に合わない原因となり、作業が雑だと納品できなかったりやり直しなど、より大変な状況になります。
さらに発注者からの信頼を失い、次回からの仕事がなくなるなど良いことはありません。
メンタル、コミュニケーションスキルに問題がある
メンタル面に問題があったり、コミュニケーションスキルがないのも不利となります。
もちろん鋼のメンタルを持つ人は少数ですが、一人で仕事を請け負う在宅ワークには、ある程度メンタルの強さが必要です。
在宅ワークでは未経験の仕事を、最低限の指示のもと作業を進める場合もあります。
失敗を怖がりすぎる人は手が動かないため仕事が終わりません。
またそもそも仕事に応募することができなかったり、新しいことにチャレンジできないので成長がありません。
自分で最後まで作業を仕上げる責任感や、常に一人で仕事をする孤独感にも勝つ必要があります。
逆に一人が好きな人にとっては向いています。
他にコミュニケーションスキルも大切で、連絡は主にメールやチャットワークのようなテキストでのやりとりがほとんどです。
Zoomやスカイプなどのように音声でやりとりをする場合もありますが通常あまり使いません。
このため自分の伝えたいことを言語化するのが苦手だったり、文章の理解力がないと仕事のやりとりが難しくなります。
仕事をする環境が整えられない
在宅ワークは自宅での作業が主になりますので、作業環境が用意できないと仕事ができません。
これらの作業環境が必要です。
- 作業スペース
- 作業時間
- パソコンなどの備品
- インターネット環境
まず作業スペースがないと仕事ができません。
自宅の一室に仕事部屋があるのが理想ですが、生活スペースの一部でも可能。
また作業時間が確保できない場合も仕事ができません。
意外と時間の確保は考えていない人も多く、在宅ワーク挫折の原因となります。
副業として、あるいは主婦が家事の合間で在宅ワークを始める場合など、どのように作業時間を確保するかは悩むところ。
他にパソコンを用意したりインターネット環境などの準備ができないと、そもそも仕事ができない場合があります。
こんな在宅ワークがある

在宅ワークにはどんな仕事があるのでしょうか。
発注者から仕事を請け負って自宅で作業する、いわゆるクライアントワークが多いですが、他に自分でイラストや作品を作って販売する方法もあります。
一例をご紹介します。
クライアントワーク
- データ入力
- シール、ラベル貼り
- ライター
- テープ起こし
- 動画編集
- テレフォンアポインター/カスタマーサポート
- Webデザイン
クライアントワークは1件いくらと、作業するごとに報酬をもらいます。
普通は仕事というと、このイメージですね。
自分で販売
- イラスト販売
- LINEスタンプ販売
- ハンドメイド販売
- オリジナルグッズ販売
自分で販売はイラストや小物などを自分で作成。各プラットフォームに出品し販売します。
プラットフォームは、mercari(メルカリ)やイラストAC、minne(ミンネ)、Creema(クリーマ)など多くの出品先があります。
他にスキルシェアも増えてきて、例えばココナラでは自分のスキルを販売できます。
スキルシェアといっても特別なスキルは不要な場合もあり、なかには「電話でグチをひたすら聞いてあげる」だけで月数十万円稼ぐ主婦がいたりします。
自分で販売する場合は商品が売れなければ収入ゼロですが、売れれば収入の上限はありません。
仕事というより商売という感じです。
在宅ワークのコツ、気を付けるポイント

在宅ワークに失敗しないためのポイントをご紹介します。
取り組みやすいスケジュールで管理
スケジュールに沿ってしっかり作業を進めるには、毎日の作業をルーティン化することが最も有効です。
ルーティン化すれば会社勤務のように習慣となり、毎日モチベーションに関係なく仕事ができます。
スケジュールを立てるときは大雑把に決めるよりも毎日、時間ごとまで細かく設定しておいた方が取り組みやすく、仕事をひとつずつこなす充実感もあります。
またスケジュールには休憩時間を設定することも大切です。
適度な休憩や軽い運動、ストレッチなどを組み込むことで、より集中して結果を出すことができます。
スケジュール管理はスマホアプリを使うと管理しやすいでしょう。
アプリは無料で利用できるものもあり、手軽に楽しくスケジュール管理ができるよう工夫されています。
作業環境の確保
自宅で仕事をする場合は、作業スペースの確保ができないと仕事ができません。
生活スペースの一部を使うことがほとんどで、パソコンで作業する場合などはデスクもあると良いですが、特に重要なのが椅子です。
姿勢が悪いと仕事に集中できず、時間がかかってしまったりミスも起きやすくなります。
腰痛などで仕事ができなくなってしまう可能性もあります。
用意するものとは逆に、余計なものを周りに置かないことも大切です。
ゲーム機やスマホなど、視界に入ると気になって脱線してしまいます。
在宅ワークは自宅での仕事が基本ですが、あまりに孤独感が強くなって辛いときは気分を変えてカフェやコワーキングスペースを使うこともできます。
コーヒー代や利用料などがかかってしまいますが、気分転換も兼ねてうまく使い分けることがコツです。
マインド面
仕事に飽きてしまうと続けるのが難しいですが、継続の一番のコツは仕事にハマることです。
仕事なので仕方がないと思いながらイヤイヤやっていると、手も動かず辛いものがあります。
趣味など、好きなことに取り組んでいると時間が経つのも忘れていつまでもできるものです。
そこで
- 今日はここまでの目標をクリアする
- やり方を工夫したら昨日より作業が進んだ
- このスキルが身についたら最強
など自分でやりがいを見つけることで楽しくなります。
仕事にハマれば楽しく続けられますし、仕方なくやっていると苦行になるかもしれません。
他に仕事と遊び(楽しみ)の区別をつけメリハリのある生活をすることも大切で、例えば仕事に入る前にコーヒーをいれる、など気持ちを切り替えるスイッチを決めておくのもコツです。
まとめ
在宅ワークは仕事の受注、納品まで自分で行うので自発的に行動できて、自己管理できる人が向いています。
またコミュニケーションがマメに取れることも重要です。
なので面倒くさがりで先送りするクセのある人には向いていません。
仕事は自宅で行うことが多いので、作業環境を整えることも必須となります。
今回「向いていない」に当てはまる場合も、スケジュールの管理や環境を工夫することによって対処できる場合も十分にあります。
興味があればぜひチャレンジをしてみては。
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